1 旅立ち ~ 古都イタリア・ローマへ
2005年の6月28日、私は25リッターのバックパックに南京錠を付けて、先ずはローマへと旅立だった。
初めて降り立つヨーロッパ。普段あまりロマンチックな方ではないのだが、何だかオシャレで落ち着いた古都に「素敵な紳士がいて~」と想像はふくらむばかり。
イタリア語だから、ありがとうは「グラッツィエ」ってな発音でいいのかしら?ルンルンと回ってくる荷物に手をかける。
そして・・・ローマでの第一声は、日本語で「うっひょー!南京錠なくなってるー!!」だった。
こんな予想外の言葉、練習してないので全く分からない。分かったところで後が続かないわ(泣)焦って中の荷物を確認するも全て無事。壊してみたかっただけ?それとも金目の物が無かったからか・・・。
ひとまずホッとしながら、泊まるホテルのあるテルミニ駅へ電車で向かう。旅行期間はあと一年。一日の生活費は目指せ10ドル以下!
なのに、空港からの電車代が10ユーロってどういう事?!
「イタリアはコロッセオと真実の口と何とか広場を見たらすぐ出よう」と若干前のめりになりながら考えた夜だった。
初めて降り立つヨーロッパ。普段あまりロマンチックな方ではないのだが、何だかオシャレで落ち着いた古都に「素敵な紳士がいて~」と想像はふくらむばかり。
イタリア語だから、ありがとうは「グラッツィエ」ってな発音でいいのかしら?ルンルンと回ってくる荷物に手をかける。
そして・・・ローマでの第一声は、日本語で「うっひょー!南京錠なくなってるー!!」だった。
こんな予想外の言葉、練習してないので全く分からない。分かったところで後が続かないわ(泣)焦って中の荷物を確認するも全て無事。壊してみたかっただけ?それとも金目の物が無かったからか・・・。
ひとまずホッとしながら、泊まるホテルのあるテルミニ駅へ電車で向かう。旅行期間はあと一年。一日の生活費は目指せ10ドル以下!
なのに、空港からの電車代が10ユーロってどういう事?!
「イタリアはコロッセオと真実の口と何とか広場を見たらすぐ出よう」と若干前のめりになりながら考えた夜だった。
2 ハイスピードイタリア・ローマ観光
イタリアは早く出てしまおうと思い、ひたすら観光に時間を費やす。
まずはここに行かなきゃ始まらない、と張り切ってコロッセオに。
昔、ティトス帝が、自分の政治の下手さを民衆に悟らせない為、猛獣と人間を戦わせてそちらに目が向くように使われた場所。要は自分の不甲斐なさを隠してた訳ね・・・。でも、建物自体は、かなりかっこいい。
ものすごく大きいけど、1階の貴族用の来賓席は血が飛んでくるほど近い。そこに撒いてある血を吸う砂を「アリーナ」と呼んだ為、その名残で戦場や会場をアリーナと呼ぶらしい。今はアリーナ席が取れたらはしゃぐけど、割とイヤな由来だな・・・。
【真実の口】には予想していたが、長蛇の列。「みんな手が抜けなくなってしまえぃ!」と軽く呪いを掛け、並ぶのは・・・
まずはここに行かなきゃ始まらない、と張り切ってコロッセオに。
昔、ティトス帝が、自分の政治の下手さを民衆に悟らせない為、猛獣と人間を戦わせてそちらに目が向くように使われた場所。要は自分の不甲斐なさを隠してた訳ね・・・。でも、建物自体は、かなりかっこいい。
ものすごく大きいけど、1階の貴族用の来賓席は血が飛んでくるほど近い。そこに撒いてある血を吸う砂を「アリーナ」と呼んだ為、その名残で戦場や会場をアリーナと呼ぶらしい。今はアリーナ席が取れたらはしゃぐけど、割とイヤな由来だな・・・。
【真実の口】には予想していたが、長蛇の列。「みんな手が抜けなくなってしまえぃ!」と軽く呪いを掛け、並ぶのは・・・