嫁にいくから旅に出た

海外体験新書DSCF0753

ヨーロッパ、アフリカ、中東から南米まで、女バックパッカーの一人海外ふらふら記

  • 著者:セイノ マイ (著), (株)パークヴィレッジSAA留学センター (編集)
  • 新書:120ページ
  • ISBN-13:978-4903859033
  • 発売日: 2007/11/6
  • 定価:1,050円

 

 

突然ですが、結婚することになりました。結婚する前に何をしよう。エステ?料理教室?貯金?花嫁修業?えーい旅に出てしまえ!と思い付きから1年間、ヨーロッパ、中東、アフリカ、南米を旅して参りました。
「海外に行ってみたいが、一人では不安」「海外に行ってみたいが、休みなんか取れねーよ」というあなた、いつになろうと誰と行こうといくつになろうと、世界はあなたを待っています。
海外に行けば騙されます泣かされます物盗られます、でもそれは当然のこと。しかしそれ以上の感動をお持ち帰りできる事、確実です。
迷っているあなたの背中を一押しできれば、こんなに嬉しいことはありません、が、本書を鵜呑みにせず、あなた自身の旅を創って行く参考程度になれば幸いです。

著者について

セイノ マイ(まい)

1978 年生まれ。高校のとき初めて行った中国で「自転車にひき殺される」と熱い感動を覚え、その後、一人フラフラとあても計画もなく渡り歩くバックパッカーとなる。一つの国に満足が行くまで滞在するため入国数は少ない。06年時点で20カ国に入国。好きな国はモロッコ、エチオピア、エジプト、ペルー。暴動が起きていたため思うように移動できずもう一度リベンジしたい国はボリビア。06年に年貢を納め、結婚。現在は一子をもうけるが、いつ再度安宿生活に戻ろうか検討中。

本の中身を少し紹介

1 旅立ち ~ 古都イタリア・ローマへ

2005年の6月28日、私は25リッターのバックパックに南京錠を付けて、先ずはローマへと旅立だった。
初めて降り立つヨーロッパ。普段あまりロマンチックな方ではないのだが、何だかオシャレで落ち着いた古都に「素敵な紳士がいて~」と想像はふくらむばかり。
イタリア語だから、ありがとうは「グラッツィエ」ってな発音でいいのかしら?ルンルンと回ってくる荷物に手をかける。
そして・・・ローマでの第一声は、日本語で「うっひょー!南京錠なくなってるー!!」だった。
こんな予想外の言葉、練習してないので全く分からない。分かったところで後が続かないわ(泣)焦って中の荷物を確認するも全て無事。壊してみたかっただけ?それとも金目の物が無かったからか・・・。
ひとまずホッとしながら、泊まるホテルのあるテルミニ駅へ電車で向かう。旅行期間はあと一年。一日の生活費は目指せ10ドル以下!
なのに、空港からの電車代が10ユーロってどういう事?!
「イタリアはコロッセオと真実の口と何とか広場を見たらすぐ出よう」と若干前のめりになりながら考えた夜だった。

2 ハイスピードイタリア・ローマ観光

イタリアは早く出てしまおうと思い、ひたすら観光に時間を費やす。
まずはここに行かなきゃ始まらない、と張り切ってコロッセオに。
昔、ティトス帝が、自分の政治の下手さを民衆に悟らせない為、猛獣と人間を戦わせてそちらに目が向くように使われた場所。要は自分の不甲斐なさを隠してた訳ね・・・。でも、建物自体は、かなりかっこいい。
ものすごく大きいけど、1階の貴族用の来賓席は血が飛んでくるほど近い。そこに撒いてある血を吸う砂を「アリーナ」と呼んだ為、その名残で戦場や会場をアリーナと呼ぶらしい。今はアリーナ席が取れたらはしゃぐけど、割とイヤな由来だな・・・。
【真実の口】には予想していたが、長蛇の列。「みんな手が抜けなくなってしまえぃ!」と軽く呪いを掛け、並ぶのは・・・