バイク小説短編集

~僕は、バイクを選んだ~
- 著者:武田 宗徳
- 新書:195ページ
- ISBN-13:978-4903859125
- 発売日:2008/4/25
- 定価:1,050円
「風を感じたいんだ」 中村の言葉に、俺は黙り込んだ。そして、何も言わず、コーヒーを飲んだ。 俺は待っているぞ。いつまでもバイクに乗り続けて、待っているから。(本文より) オートバイと関わることで生まれる、切なくも熱いドラマ。オートバイへの想い。バイク乗りの気持ち。それらが詰まったこのバイク小説短編集を、すべてのバイク乗りに捧げる。
モーターサイクリスト2009年3月号、バイク本のすすめのコーナーで紹介されました。
Rider’s Story 2(2011年5月1日発行)を見てみる

著者について
武田 宗徳(たけだ むねのり)
1974年7月14日生まれの2児の父。 静岡県立藤枝東高等学校卒業後、立正大学経営学部へ進学。
大学4年間は漫画家になるために費やされたが、大学4年の秋、挫折。就職浪人のまま卒業し、地元静岡へ戻る。
2000年からオートバイ小説を書き始め、2002年春、地元静岡県藤枝市でフリーペーパー「Rider’s Story」を発行し配布を始める。不定期で発行し続け、現在47号を数えた。
また、全国展開の乗り物系フリーマガジン「ON THE ROADMAGAZINE」にてオートバイ小説を好評連載中。
愛車はカワサキエストレヤカスタム96年式。生まれて初めて購入したオートバイに現在も乗り続けている。
営的なことや社会生活的なことを目標に掲げることが著者の共有価値に結びつ くことが整理でき、読者にも訴えるものがある。
著者へのインタビュー
小説を書くようになったきっかけはなんですか?
もともと物語を考えたり、書くのが好きで、小学生の頃から、絵本や漫画を書いていました。大学時代には漫画家のアシスタントを経験するなど漫画家志望でしたが、結局あきらめてしまいました。それでも、物語を書くという行為を続けたくなり、趣味で好きなバイクを題材にした、バイク小説を書き始めました。
小説のストーリーはどのようにして思いつくのですか?
友人との会話や、読んだ本やテレビドラマや映画からヒントを得て想像しながら書きます。そこには自分の実体験も参考に織り交ぜることもあります。バイクに乗って走っている最中にふと思いつく、なんてこともあります。
執筆のスタイルは?
短編が多いので、頭の中である程度構成してから、パソコンのワードで一気に書き上げます。2~3時間で書き上げるときもあれば、2~3日かかるときもあります。
本を出版して良かったこと悪かったことはありますか?
良かったことは県外の知らない人からメールなどで感想を頂くことです。接点の何もなかった方と知り合えたりすることです。世界が広がった感じがします。悪かったことはあまりないですが、強いて言うならお金がかかることですね。一時、妻と言い争うときもありました…(笑)。
どのような人に読んでもらいたいですか?
オートバイに興味がある方と本を読むのが好きな人です。本を読むのが嫌いな人に無理して読んでもらおうとは思いません。ただ、オートバイに乗らなくても、興味がある人には是非読んでもらいたいです。マニアックな内容ではないので、オートバイを知らない人でも楽しめると思います。僕の本を読んで、オートバイに乗ってみたいと思ってくれるとうれしいですね。
エピソードがあれば教えてください。
このRider’s Storyはフリーペーパーから始まりました。手作りのフリーペーパーで7年前から現在まで続けています。昔からのファンもうれしいことにいらっしゃいます。皆さん、第2弾を楽しみに待っていてくれています。その期待に応えられるよう、第2弾を目指し、これからも執筆活動を続けていきたいと思います。
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