経営効率分析のための DEA と Inverted DEA [POD版]
〜経営の効率分析を行う上で新たな示唆を与えるであろう〜
企業の業績評価を行なう代表的な方法として経営分析があげられるが,近年,企業の活動実績を示す様々なデータを用いて,企業の相対的な効率を評価するDEA(データ包絡分析法)が実用性の高い分析手法として注目視されている.
本書は,経営の効率分析が行える実用性の高いDEAと,DEAとは逆の非効率を評価するInverted DEA(インバーテドDEA)について,基本概念と方法論が詳しく述べられている.さらに,DEAとInverted DEAを基に評価者の主観的な判断を加味できる応用モデルについても詳しく述べられている.したがって,経営の効率分析に興味のある人にとって読み応えのある内容であり,そして,具体的な分析事例も掲載されている.本書は,経営の効率分析を行う上で新たな示唆を与えるものである.
杉山 学