デジタルを学ぶロボット中級講座 (教科書指定)

理工学ブックス
教科書指定

デジタルを学ぶロボット中級講座

デジタルを学ぶロボット中級講座

  • 著者:戎 俊男、太田 信二郎、永田 照三、江藤 昭弘、水野 隆、石野 健英、藤間 信久、東 直人、 関本 清志
  • B5サイズ: 120ページ
  • ISBN-13:978-4903859217
  • 発売日: 2009/4/1
  • 定価:1,050円

 
 
 
 

内容紹介

「デジタルを学ぶ ロボット中級講座」は,米国Parallax社の3輪走行ロボットBoe-Botの解説書です。 Boe-Botのマイクロコンピュータ(BASICStamp2)は,習得の容易なBASIC言語で制御でき,プログラムが苦手な人でも簡単に操作できます。

Boe-Botの操作を通して,楽しみながらロボット,デジタル制御の基本,論理回路や各種のセンサの動作原理を学び,近い未来に訪れるロボット社会に対応するスキルを磨いてみましょう!

著者について

戎 俊男

静岡大学工学部創造教育支援センター 技術職員

太田 信二郎

静岡大学工学部創造教育支援センター 技術職員

永田 照三

静岡大学工学部創造教育支援センター 技術専門職員

江藤 昭弘

静岡大学工学部創造教育支援センター 技術専門職員

水野 隆

静岡大学工学部創造教育支援センター 技術専門職員

石野 健英

静岡大学工学部創造教育支援センター 技術専門職員

藤間 信久

静岡大学工学部創造教育支援センター 教授

東 直人

静岡大学工学部創造教育支援センター 教授

関本 清志

日本マイクロボット教育社 社長

本の中身を少し見てみる

テレビや洗濯機などの身の回りの家電製品から会社や工場で使われている大型装置に至るまで、ほとんどのハードウェア製品にはコンピュータが搭載され,センサの情報をもとに動きが制御されています。ここでは,センサが感じた情報に基づき,コンピュータが判断を行い,モータや電球などの駆動部品を適切に動かしています。人間のように多くのことはできなくても,この後の本文で紹介しているように本書では「感じ」,「考え」,「動く」機能をもったものをロボットと呼んでいますので,私たちは既にたくさんのロボットによって制御されたシステムの中で暮らしているといっても過言ではありません。

現在,ロボット技術を取り込んだ家電製品のインテリジェント化の流れが実用段階に差し掛かっています。したがって,自動的に洗濯や掃除を行なってくれるロボット,来訪者の対応とセキュリティ対応を行なってくれるロボットなど,単に私達を楽しませてくれるロボットだけでなく,生活を豊かにしてくれるロボットがこれからどんどん出てくるものと考えられます。また,高齢化社会の到来に向け,高齢者が自立した生活を送るために必要な介助ロボットも登場してくることでしょう。ロボット技術の導入は私達の暮らしを豊かにする点では非常に有用ですが,この技術の将来性,可能性,また,限界や危険性について認識する必要もあります。さもないと,ロボットは何でもできる,ロボットは人間に置き換わることができる,といった間違った方向に私たちを導いてしまいます。ロボットの頭脳はコンピュータであり,全体の動きはプログラム(ソフトウェア)によって制御されています。エレベータの事故などハードウェア製品による事故が起きる度に、ソフトウェアのミスという問題もクローズアップされます。人間がシステムを作り上げる際、どこまでのことを想定してハードウェアを作り、その動きを制御するソフトウェアを整備するかが問われています。また、製品を使う人間側にも、製品の仕様、動作原理、使用限界といった事項に対しても気を配ることが、事故を未然に防ぐ手だてとなります。