教養ブックス
商品パッケージの消費者効果― 化粧品における新カテゴリー創造の手法 「感性記憶型パッケージング」の実証研究 ―
宮本文幸 (著)
内容紹介
あふれかえる情報、新製品。ますます多様化し複雑化する現代の消費財市場において、消費者を惹きつけるのは至難の業といえる。著者はこのような市場環境において消費者を惹きつけ、興味や口コミを喚起する効果的なコミュニケーションを実現するための商品パッケージ開発法を提示し実証している。その鍵は「イメージ・モチーフ」にあるという。デザインや商品名、成分などの商品属性を連想させるイメージ・モチーフをパッケージ要素に織り込むことで、消費者の感性を捉え商品の認知・理解を促進し購買行動へと誘う効果が高まることを実証するとともに、そのメカニズムの解明に取り組んだ研究書である。現代の難しい市場環境に直面している多くのマーケター、デザイナー、メーカー経営者にも参考にして欲しい。
著者略歴
宮本 文幸(みやもと ふみゆき)
1962 年 茨城県龍ケ崎市に生まれる
1985 年 筑波大学第三学群社会工学類卒業
同年 株式会社資生堂入社
経営企画部、化粧品開発部、医薬品事業部、中国事業部
など、主に商品開発、事業戦略などの業務を担当し、
現在、本社マーケティング部ブランド企画室課長、
愛知大学国際問題研究所客員研究員、一般社団法人流通
問題研究協会リサーチ・アドバイザー、経営行動科学学会、
日本消費者行動研究学会、日本商業学会 各学術会員
商品パッケージの消費者効果[改訂版]-化粧品におけるイメージ・モチーフ効果の実証研究-